2025年12月06日 [外壁塗装]
外壁をおしゃれに演出!ジョリパット仕上げの種類と特徴を徹底解説
外壁仕上げの中でも、デザイン性と質感の高さから人気を集めているのが「ジョリパット仕上げ」です。
ジョリパットは多彩な模様や質感を表現できる塗り壁材で、塗装方法や仕上げ方によって印象が大きく変わります。
今回は、ジョリパットを使用した外壁塗装の代表的な仕上げ方法と、それぞれの特徴について詳しく紹介します。
ジョリパット仕上げの基本
ジョリパットとは
ジョリパットは、樹脂系の塗り壁材で、外壁や内装の仕上げに使用される人気の高い塗材です。
左官仕上げのような手作業による独特の風合いを出せるのが特徴で、デザイン性に優れています。
また、耐候性・耐久性が高く、カラーバリエーションや模様の自由度が広いため、住宅の個性を表現しやすい仕上げ材として支持されています。
代表的なジョリパットの仕上げ方法
コテ仕上げ(ランダム・ウェーブなど)
コテを使って職人が模様を描く、もっともオーソドックスな仕上げです。
コテの動かし方によって、ランダム仕上げ、ウェーブ仕上げ、木目調仕上げなど、さまざまな表情を作り出せます。
職人の技術が仕上がりを左右するため、世界に一つだけのデザインが実現できるのが魅力です。
吹き付け仕上げ(ゆず肌・スタッコなど)
専用のガンを使用して塗材を吹き付ける方法で、均一で滑らかな質感を出せるのが特徴です。
細かな凹凸のある「ゆず肌仕上げ」や、荒々しい立体感を持たせた「スタッコ仕上げ」など、仕上がりの印象を調整できます。
比較的スピーディーな施工が可能で、広い面積の外壁にも向いています。
ローラー仕上げ
ローラーを使って塗布する方法で、コストを抑えつつ落ち着いた質感を表現できます。
表面の凹凸が少なく、モダンでシンプルなデザインを好む方に人気です。
また、部分的な補修がしやすいというメリットもあります。
掻き落とし仕上げ
塗り付けたジョリパットが半乾きの状態のときに、表面をブラシやコテで削ることで独特の風合いを出す仕上げです。
光の当たり方で陰影が生まれ、外壁全体に深みのある印象を与えます。
和風建築やナチュラルテイストの住宅との相性も抜群です。
ヘッドカット仕上げ
吹き付けた後、ローラーなどで表面の凸部分を押さえて均一化する方法です。
細かな凹凸が残り、落ち着いたマットな質感に仕上がります。
スタイリッシュでありながら汚れが目立ちにくいため、メンテナンス性にも優れています。
ジョリパット仕上げの注意点とメンテナンス
ジョリパットはデザイン性に優れていますが、他の外壁と同様に経年による汚れや色あせが発生します。
特に、凹凸のある仕上げは雨だれやホコリが溜まりやすいため、定期的な洗浄と、10〜15年ごとの再塗装が推奨されます。
再塗装の際には、ジョリパット専用の塗料(ジョリパットフレッシュなど)を使用することで、質感を損なわず美観を維持できます。
まとめ
ジョリパットは、塗り方や仕上げ方によって多彩な表情を生み出せる外壁材です。
コテ仕上げや吹き付け仕上げ、掻き落とし仕上げなど、それぞれに異なる魅力があります。
施工時には、デザインの方向性や周囲の環境、メンテナンス性を考慮して仕上げ方法を選ぶことが大切です。
適切な仕上げと定期的なメンテナンスにより、ジョリパット外壁は長く美しい状態を保ち続けることができます。

